2025/06/19 02:38

6月、梅雨。

閑散期とはこれのことかとヒシヒシと感じております笑

先月までアップしてきた経営もしっかりダウンしていきそうです🤣

まぁーーーーー暇なのでブログ書くのが捗る捗る笑


営業終わりや閉店間際で、もうご来店ないだろうなって時はインスタに載せるカクテルを作ったりしています。

以前、趣味でカクテルを作り始めた頃は、本を見ながらレシピ通りに作ってました。

その頃に見ていた本を今でも見返して、「こんなのあったなー。これいいなー」ってやつを改めて作ってみるんですが、レシピ通りに作ると

まぁーーーーーーーー美味しくない!!笑

全部ではないですが、飲めないぐらい不味いのがあったりします笑
中には国際カクテルコンペティション優勝のカクテルなんかも。

その本かなり間違いが多いので、レシピ間違ってるだけの可能性もありますが…笑

しかしながら、そのカクテルは何十年も前に作られたもの。当時と今じゃ素材の質も、好まれる味も違うでしょうね。


分かりやすいのがマティーニ。定番レシピとしてよく見かけるのはジン45ml、ドライベルモット15ml。

ドライ志向が強い昨今ではこのレシピはかなり受けが悪い。そして私もあまり美味しいと思っていません。

と言っても私は『マティーニ』と『ドライマティーニ』は区別したいので

マティーニ:ジン50ml、ドライベルモット10ml

ドライマティーニ:ジン55ml、ドライベルモット5ml

で作ります。

でも「マティーニ」と注文されて上記の割合で出したら「もっとドライな方が好み」と言われることが多いです笑


そんな感じで定番のレシピが美味しいとは限らないんですよね。

趣味で作ってた頃はレシピに忠実に作ることで「カクテルを知ろう」と思ってました。『守破離』の『守』って感じですね。

そうやって少なく見積もっても300種類以上は作ってきたと思います。そうするとカクテルを構成している味が分かってくるというか、見えてくるものがあるというか…

「この割合は変えた方が美味しいんじゃないか」って思うようになってくるんですよね。

全部が全部じゃないし、当然人によって味覚は違うので絶対的な正解は無いんですが、『自分のスタイル』みたいなものが出来上がってくるのかなと。

「同じカクテルでも作る人によって味が違う」というのはこういうことなんでしょう。シェイクの技術とかもありますけどね。


『守破離』の『破』がレシピを少しいじる事だとすれば、『離』はオリジナルカクテルを作ることかなと。

楊貴妃を少しいじって作ったカクテルは『破』であり『離』かなと。


名前をまだ決めてないんですよね笑
楊 貴妃にちなんで玄宗 皇帝にしようかと思ったけど長いし…玄宗(げんそう)にしようかな…

ちなみにフルーティーで美味しいですよ😌
パイナップルみたいな香りがする中国のお酒(白酒)をベースにしてます。他ではなかなか飲めないと思うのでぜひ。


オリジナルカクテルを考えるのは難しくもあり、楽しくもあります。

まぁバーテンダーはなんやかんや偉そうなこと言いますけど、カクテルは自由です。

高価なウイスキーをハイボールにするのが「もったいない」「わかってない」って言う人とかいますが、飲む人が美味いと思う飲み方が正解なんです。

コーヒーもブラックだろうが砂糖入れようがどっちでもいい。コーヒーも酒もただの嗜好品なんで。

私はそういうスタンス😌


ただ、当店のエスプレッソは「砂糖を入れて完成する」というつもりで作っています。ブラックで飲んで「あまり美味しくなかった」と思われたら困るので砂糖を入れることはオススメしておきます笑

私はドリップコーヒー(いわゆるコーヒー)は基本ブラックですけど、エスプレッソは基本砂糖入れます。コーヒーとエスプレッソは別物です。

『エスプレッソをブラックで飲む日本人』って『寿司に醤油を付けないイタリア人』みたいなもんだと思いますよ笑